日本の海は世界の海と比べてとても特別な海だと言えます。
日本は島国で沢山の島で成り立っているのはもちろん、いくつかの海流に囲まれているというのも一つ大きな特徴になります。
まず海流は暖流と寒流の2つにわけられ、日本の近海には暖流と寒流両方が流れています。近海で有名な暖流といえば黒潮。世界でも最も強い流れの海流として知られ、北大西洋の湾流とともに世界2大潮流のひとつでもあります。
黒潮は海の水が黒っぽい色をしているので黒潮と呼ばれています。
もうひとつの暖流に、対馬海流というのがあり。この海流は沖縄の近くで黒潮からわかれ、対馬海峡をとおって日本海へ入る為、対馬海流と呼ばれています。
寒流には千島海流があり、ロシアのカムチャツカ半島の方向から南へ流れて俗に言う「親潮」と呼ばれています。なぜ親潮というのかというと、この海流は子魚の餌となるプランクトンが大変豊富で、それによりたくさんの魚を育てることから親潮と呼ばれるようになったそうです。
大きな海流以外にも陸地と陸地との間に挟まれ、狭い海峡によって外洋と繋がっている海域の内海もあります。有名なところで言うと瀬戸内海でしょう。
内海は他の外の海流と比べ比較的に穏やかな海域です。
皆さんもご存知の通り、日本は世界一漁獲量が多く一人当たりの消費量も世界一です。また地域によって面している海域も違う為、獲れる魚の種類が豊富になってくるのです。日本の漁師は毎日、人によっては数ヶ月、海を出たら戻ってこない漁師も多く、命を貼って日本の漁師は漁に出るのです。
命を貼る理由というのも、こういう海域で囲まれている日本。
それに伴い、他の国に比べ魚の需要も非常に高い為、もし大量となれば、一攫千金(他の方法で一攫千金を狙いたい方はこのサイトをチェック)も夢ではないと言われています。
食文化もやはり魚料理が多くなるのもこれに比例している。消費者も色々な魚を食べられるようになり、舌が肥えて、微妙な味な違いも理解できるようになったのも、この魚の食文化が影響しているのではないか。
実際、かの有名なミシュランガイドの星の数は日本が世界一だそうだ。
もちろん、水害などにも見舞われる日本だが、それと共に海に生かされ、海を愛し、海に愛されているのが日本である。
ある意味、日本の海は世界で一番深い海なのではないか。